WhatsAppコミュニティって何? いつから利用できるの?
Metaが所有するWhatsAppがコミュニティという新たな機能を公表しました。大規模に展開する前に、今後数カ月にわたりテストを計画しています。
MetaのCEOのマーク・ザッカーバーグ氏はコミュニティについて、このメッセージアプリの「大きな革新」と語ります。まだ一般に公表されていないコミュニティのバージョンは昨年登場したようですが、WhatsAppは現在まで正式に公表しませんでした。さあ、コミュニティについて紹介しましょう。
WhatsAppコミュニティとは?
WhatsAppで相手を追加するにはその番号が必要です。また、グループチャットの参加者は256人が限度です。でも現在、限定されたグループに展開されるコミュニティタブは、複数のサブグループのチャットをホストするコミュニティに数千人が参加できます。
コミュニティに参加したら、電話番号は非表示になります(管理者とサブグループは例外)。コミュニティの焦点はフィード、とザッカーバーグ氏は語ります。「ソーシャルフィードは、インターネットの背後にある基本的なテクノロジーを取り入れて、誰もがオンラインで人やコンテンツを見つけることができるようにしました。コミュニティメッセージングは、1対1メッセージングの背後にある基本的なプロトコルを採用し、それらを拡張して、いろいろなグループの人たちとより簡単に通信したり、一緒に物事を行うことができるようにします。」
WhatsAppでコミュニティはどう機能するの?
初期テスターたちのフィードバックに基づいてコミュニティの機能をまだ開発中とWhatsAppが認めるように、まだ詳細は不明です。でも、WhatsAppとザッカーバーグ氏がコミュニティについて投稿した公表によると、以下のユーザー体験が可能です:
- 別々のグループをひとつにまとめて管理できる
- コミュニティ全体に送信される更新を受信できる
- 自分にとって大切な小規模なチャットグループの編成が簡単にできる
- 管理者として以下のパワフルなツールを使うことができる:
> 公表メッセージを全員に送信する
> どのグループを含めるかを操作できる
また、WhatsAppは絵文字を使った反応や、グループ管理者がメッセージを削除したり、最大2GBのファイル共有したり、最大32人を呼び出したりする機能など、コミュニティをよりうまくサポートするための新機能を展開します。
例えば、コミュニティは学校の校長が学生の保護者全員を集めるのを容易にします。必ず読まなければならない更新情報を共有したり、特定のクラスや課外活動、ボランティアのニーズについてグループを設定することができます。また、コミュニティは他の種類の緊密なグループ(ある宗教の信者や企業の一員)が安全でプライベートなグループ会話をすることも可能にします。
WhatsAppでコミュニティはプライベートなの?
WhatsAppによると、コミュニティは「本質的にプライベート」です。また、Telegramと違って、コミュニティでの人々のすべての会話は暗号化されます。ただし、コミュニティの名前とその説明は暗号化されません。
WhatsAppコミュニティはいつから利用できるの?
限られた国々でWhatsAppはコミュニティを今年後半にテストします。
最終的には、コミュニティは世界中のユーザー全員に展開され、適した構造を持つひとつのグループの下で、個別のグループチャットを組み合わせることができるようになります。そうすることにより、コミュニティ全体に送信された最新情報を手に入れることができ、また小規模のチャットグループをそのテーマに合わせて整理することができます。
WhatsApp Messenger
WhatsApp Messengerは、インターネットに接続しているときにWi-Fiや携帯ネットワークを使って、メッセージやビデオ、画像、音声メッセージを連絡先(国際電話番号を含む)と送受信できるスマートフォン用にデザインされたコミュニケーションアプリ。