WhatsAppで「Scary Messages (怖いメッセージ)」が出回っているのに気をつけて
変なメッセージを受け取って、アプリが固まって動かなくなったり、クラッシュする、という文句が一部のWhatsAppのユーザーから最近寄せられています。このメッセージには、WhatsAppで処理することができない見知らぬ文字が含まれているので、元に戻すことのできないクラッシュが発生します。
WABetaInfoは、このメッセージの性質と影響に基づいて「scary message (怖いメッセージ)」と名付けました。このメッセージを一度受け取って開くと、WhatsAppはデータを処理することができず、クラッシュします。このアプリを再始動させたり強制終了しようとしても、アプリはクラッシュしているので何も起こりません。
またWABetaInfoによると、たくさんのWhatsAppのユーザーがこういったおかしなメッセージの犠牲者になっていると報告されているブラジルで猛威を振るっています。この怖いメッセージに対処する効果的な方法はありません。唯一の方法は、WhatsAppの現在のバージョンをアンインストールして、新しいバージョンをインストールすることです。この方法を使うと、これまでのチャットの重要なデータを失う結果になりかねません。
さらに、怖いメッセージはバーチャルカード(vcards)にも登場します。vcardは、WhatsAppを通して送信され、それを開くと100以上の連絡先を見ることができます。連絡先の名前はとても長くて変な文字が含まれていて、WhatsAppのアプリをクラッシュする原因になります。
この怖いメッセージの攻撃から自分を守るためには、見知らぬ連絡先から受け取るメッセージに注意しなければなりません。怪しいメッセージを受け取ったならば、そのメッセージを開かずに即座にその連絡先をブロックしましょう。
この「怖いメッセージ」の影響ですでにWhatsAppがクラッシュしているならば、WhatsApp Webにアクセスしてそこでこの連絡先をブロックしましょう。WhatsAppのウェブでこの連絡先をブロックするのがうまくいかなかったならば、WhatsAppのアプリを再インストールするしか方法はありません。そのため、常にWhatsAppのチャットをバックアップすることが大切です。
最後に、怖いメッセージが送られる場所である見知らぬ人たちののグループに自分が追加されることを防ぐために、グループプライバシーの設定を「My Contacts (自分の連絡先)」に変更することをお勧めします。
WhatsApp Messenger
WhatsApp Messengerは、インターネット接続が利用できるときにWi-Fiや携帯ネットワークを通して、メッセージや動画、画像、オーディオノートを連絡先(国際電話番号を含む)と送受信できるスマートフォン用にデザインされたコミュニケーションアプリ。